
Mansaku Ikeuchi
昨日のできごと : 台風19号直撃→避難勧告について思ったこと
更新日:2019年10月14日
10/12/2019

今まで経験のない規模の台風がやってくるというので、朝からNHKを見ながら過ごす。
最初はレベル3だったのがレベル4の「全員避難」に変わり、湯河原町25000人に避難勧告が出された。
午後には特別警報が発令され、
「避難を開始してください。避難所に行くのが危険なら、近くの安全な場所に行くか、家の中のより安全な場所に移動してください」
と町内アナウンスが流れる。
結局湯河原で避難した人間は470人。
行政が住民に「避難」を「勧告」するって一大事にもかかわらず、避難したのは住民の5%以下。
だれも行政の勧告を真剣に受け止めていないとしか思えない数字です。
なんでそんなことになるんでしょう?
そもそも「25000人の町民全員が避難所に避難した方がいい状況」ってどんな状況なんでしょう?
避難所には町民全員が避難するスペースなんてないのに、なぜ避難勧告を出すんでしょう。
海、川、崖の近くの人もいれば、高台に住んでる人もいる。
避難勧告を受けた25000人は、本当に全員避難する必要があったんでしょうか⁇
基本的には自宅で待機。
不安な人は先に避難所に避難。
行政が危険と判断した時点で、そのエリアの住民は強制的に安全な避難所に避難。
災害時の避難手順はわかりやすく、シンプルでないといけません。
皆が知りたいのは、自分の住んでいる場所は安全なのか安全でないのか、だと思います。
そんな時に「全員避難してください。でも危険なら近くの安全な場所でもOKですよ」なんてアナウンスはあまりに雑すぎる。
だから避難勧告は真面目に受け取られなくなる。
本当に全員が避難すべき状況の時に、避難勧告を受けて避難したのが5%だけだったら……そう思うとゾッとしません。
大雑把に避難勧告を出すのをやめ、必要な人に必要な情報がキチンと届くシステムを構築していただきたい。
「全員避難」「避難開始」なんて言葉を行政が使っていいのは、真剣にそれを望む時だけです。
みたいなことを考えていた一日でしたとさ。
正直疲れた。
さてさて。
うちは地形のせいか雨風も大したことなくこれといった被害はありませんでした。
ありがたやありがたや。
色々書きましたが、台風の中地域のために頑張っていた現場の方、ご苦労様でした。
これを機に知って登録した湯河原町のメルマガもなかなか役に立つことが分かりました。
登録してない方は是非。
そして、被災された方には一日も早く日常が戻りますようお祈りいたします。
ではでは。
万でした